nazonanazoのブログ

時事ネタに軽くタッチします

円高加速 日経平均惨落 政府は「口先介入のみ」

 円高が止まらない

 株安も止まらない

(もはや日本の株価は日本経済の先行指標などではなく、為替に連動して外国人投資家が投機目的で売買しているだけのようだ)

 

 海外為替市場でも、1ドル/109円台に突入した。

 為替市場では円高が進むとの見方が強く、円高(株安)が止まらない。

 年内に100円割れの可能性も浮上した。

 

 

国内為替市場では、ドル円相場が、一時1ドル/107円台まで円高が進んだ。

 

麻生太郎財務相は、

「為替市場の動向を目下、緊張感を持って見守っているが、場合によっては必要な措置をとりたい」

と口先介入に止まった。

 

足元の相場に対しては、

「一方向に偏った動きがみられる」

とコメントした。

 

更には、

「為替は自国の経済能力に見合った相場に落ち着くのが望ましく、急激な変化は最も望まない」「安易な話をする状況にはまだない」

と話した。

 

 

石原伸晃経済再生担当相は、

「投機筋などさまざまな動きについて、政府として注視していく」

と述べ、

(円相場は)「荒い動き」

「日本経済の良好な状態は続いている」

「この動きの起因となるような日本経済の大きな変動はない」

と話した。

 

 

麻生財務相→「場合によっては必要な措置」

石原再生相→「注視」

見てるだけの人と、例え口先だけでも釘を刺しておく人の差が出ている。

石原再生相が「経済通」と評価されない理由が、この辺にも現れているように思う。

 

 

 

 石原伸晃経済再生担当相は、「この動きの起因となるような日本経済の大きな変動はない」と述べているが、

 確かに日本の実質経済には大きな変動は無いが、安倍首相による米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに対しての発言が「円高(株安)」の引き金になったように感じる。

安倍首相は

「外為市場での恣意(しい)的な介入は控えるべきだ」

と発言した。

この発言が、日本政府が為替介入に対して消極的と受け止められたようだ。

 

 この発言は「日本政府は、伊勢志摩サミット前には為替介入を行わない」という市場の読みを後押しした形となった。

 

 クルーグマンが提唱した金融緩和の流れに乗っかり、自国通貨安競争に参加した阿部政権。

 円安によって「輸出が伸びる・物が売れる」という幻想は消えたが、海外に製造工場を移した大手企業は、円安による為替差益で莫大な収益を得た。

 為替に連動して日経平均株価が上昇した事を「アベノミクスの果実(成果)」として声高に謳った安倍政権であったが、その政権のトップである安倍首相の発言が、円高の引き金となり、その結果株価まで惨落する結果を招いたのは皮肉と言うべきか。

 

 

 日銀の金融政策にも手詰まり感がある。

日銀の黒田東彦総裁

「必要な場合には追加的な金融緩和措置を講じる」

と改めて強調した。

しかし、1月末に発射された2発目の黒田バズーカ2の効果は、わずか2日で消失しており、日銀による追加緩和の効果・手法は不透明である。

 日銀・黒田総裁は「黒田バズーカ」「黒田バズーカ2」と呼ばれた金融緩和を実施し、GDPに対して20%相当の異次元金融緩和となりました。更には「マイナス金利導入」も実施しましたが、目標インフレ率(インフレ・ターゲト)2%の実現見込みはありません。

 

 そもそも、安倍首相は岸元総理から続く「親米派」であり、アメリカ政府が反対の立場を示している「政府による為替介入」を「伊勢志摩サミット」の前に行うとは考えにくい。

 そして、日銀の黒田総裁が、安倍首相の意に反する行動をとる事も考えにくい。

 

 政府による為替介入によって「悪性インフレ」は発生していますが、正常な「インフレ」ではありません(インフレが正常かどうかは別として)

 日本のマインドは「デフレ」のままですし、日本経済はリセッションに陥っています。

 

 

 

世界市場は円高加速の予想が大きいようだ

 

ブルームバーグでは

「円の過去5年間の平均水準は1ドル/99円程度」

「今の円は依然として割安だ」

「今後は、さらに円高が進む」

という市場関係者の見解を示した。

 

 

日本国内の意見は割れているようだ

 

大和証券

「市場では「日銀が何らかの手を打つことで、年末までには1ドル=115~118円程度に戻す」

 

メリルリンチ日本証券

「米国の追加利上げが難しいとの見方から、1ドル=100円に迫る可能性もある」

 

 

 

  安倍政権によって、年金運用における国内株の割合が極めて高くなってしまいました。

 年金に加入している日本国民全員が、日経平均を意識しなくてはならないくらいの比重を占めるようになってしまいました。

 

 これは歪で不健全な事だと思います。

 日経平均は為替に連動しているだけの話です。成果でもなんでもないのです。 

  

 もし運用益を得られなかった場合、株価を支えるために公金を流入したという事実しか残りません。

  マーケットでは、高掴みをすれば誰かのエサになります。

 

 アベノミクスの後に残るのは「益」なのでしょうか

 「損」しか残らないのでしょうか

 「損」であった場合は、そのしわ寄せは国民に押し付けられます