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nazonanazoのブログ

時事ネタに軽くタッチします

殺虫剤耐性のスーパー南京虫が大発生

南京虫」とはトコジラミの事である。

 

 日本では1970年代には絶滅したとされていたが、グローバル化の影響で海外から流入して日本でも復活したという。
 体長5~8㎜の小さな吸血昆虫で、自分の体重の数倍の血液を10~20分かけて人間や犬猫から吸って膨れ上がる。

 その血液を吸って膨れた姿が「赤い南京豆」に似ているところから「南京虫」と名づけられたようだ。

 

 2013年の東京都保健衛生局の調査報告では、都内の住宅やホテルなどの宿泊施設で発生被害の届け出が4年間で65件から352件の5倍に急増したという。

 

そしてこのスーパー南京虫は、旧型のトコシラミではないという

 オーストラリアのシドニー大学の生物学者デビッド・リリー博士が、トコジラミの新種が殺虫剤を防ぐメカニズムを解明し、米の科学誌「プラスワン」(電子版)に発表した。

 

 リリー博士らの調査では、スーパー南京虫は殺虫剤が効くトコジラミと比べて、クチクラ(角皮)という硬い皮膚が特別に分厚いことが分かった。

 様々な殺虫剤を試した結果、皮が厚い虫ほど生存率が高かったという。

殺虫剤の耐性を身につけるため皮が分厚く進化したとみられている。 

 

 欧米では、2010年頃から殺虫剤が効かないスーパー南京虫の被害が確認されている。

すさまじい勢いで被害が拡大しているという。

 米国ニューヨーク市では、年間約1万件増のペースで被害届がすえている。

 マンハッタンの中心部では、スーパー南京虫を原因とするホテルやブランド品店の休業が相次いだという。

 ニューヨーク市の惨状を深刻に受け止め、日本でもJTB協定旅行ホテル連盟が2011年10月、会員向けに「トコジラミ駆除費用保険」を発売した。

 

 

リリー博士は

トコジラミが殺虫剤に対抗するために培った生物学的メカニズムを解明できれば、

その防御の隙を突き止められる。

その弱点が新しい対策に利用できる可能性は高いと思います」

と熱く語っている。

 

 トコジラミは吸血しなくても、低温状態に限定すると1年以上生き延びるしぶとさをもっている。